■新型コロナウィルス関連破綻
新型コロナウイルス関連破たんは、集計基準外の負債1,000万円未満の小規模倒産29件を含め、10月9日17時時点で累計608件となりました。業種別では、飲食が90件で最多、ついでアパレル関連が64件、宿泊業が51件と目立つ他、工事計画の見直しによる影響で建設業が35件、そして飲食業の不振に引きずられて飲食料品卸業の倒産も31件となっていますが、ここを何とか乗り切ってアフターコロナのビジネスにつなげていきたいところですね。
■小規模事業者持続化補助金
オンライン化による非対面でビジネスには、令和2年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>が、採択率も高く遡及して経費を申請できる事もあり、かなりオススメです。
対象者 : 小規模事業者(小規模事業者支援法の分類)
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く) | 5人以下 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 20人以下 |
製造業その他 | 20人以下 |
採択率
公募回数 | 締め切り日 | 申請件数 | 採択件数 | 採択率 |
第1回 | 5/15(金) | 6,744 | 5,503 | 81.59% |
第2回 | 6/ 5(金) | 24,380 | 19,833 | 81.34% |
第3回 | 8/ 7(金) | 10月末頃予定 | ||
第4回 | 10/ 2(金) | |||
第5回 | 12/10(木) |
10月2日(金)に第4回締め切りが終わったかと思ったら、すぐに第5回の公募受付が開始されました(締め切りは12月10日(木))。第4回までは金曜日だったので注意しましょう。
■補助金活用で生産性向上
さて、今日一番ご紹介したいのは、この補助金です。この補助金は通称『モノ補助』と呼ばれ、採択率は30〜40%前後と、小規模事業者持続化補助金と比較するとかなりハードルは高くなりますが、利用できる金額が小規模事業者持続化補助金が100万円までなのに対し、モノ補助は1,000万円まで利用できます。コロナの特別枠なら補助率は3/4、1,200万円の投資なら900万円補助、つまり300万円で1,200万円の投資事業ができるのです。しかも新型コロナウィルス感染拡大予防の取り組みは50万円まで10/10の定額補助も受けられます。
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者の要件である従業員数を超えていて利用できなかった事業者でも、中小企業であれば申請できます。アフターコロナのビジネスに向け、革新的サービスや生産プロセスの改善のための設備投資などこの機会に検討してみましょう。
締め切りは令和2年11月26日(木)です。
モノ補助の対象者 : 中小企業者(中小企業等経営強化法の分類)および特定非営利活動法人
中小企業者(資本金又は従業員数が下記以下の会社又は個人)
業種 | 資本金 | 従業員数 |
製造業、建設業、運輸業 | 3億円 | 300人 |
卸売業 | 1億円 | 100人 |
サービス業(ソフトウエア業又は情報処理サービス業又は旅館業を除く) | 5000万円 | 100人 |
小売業 | 5000万円 | 50人 |
ゴム製品製造業 | 3億円 | 900人 |
ソフトウエア業又は情報処理サービス業 | 3億円 | 300人 |
旅館業 | 5000万円 | 200人 |
上記以外 | 3億円 | 300人 |
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